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アラスカツアーその3 氷河クルーズ
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観光2日目は氷河クルーズ。
予約したのは、26グレイシャークルーズ。鉄道の旅もセットで予約出来る。




いつもなら勧めるだけ、連れていくだけの観光ツアー。
今回は幸か不幸か、弟のお陰で私も全て体験する事に。




まずは、紺と黄色のデザインがかっこいいアラスカ鉄道に乗ってウィティアまでの道のり。
アラスカ在住9年にして、これに乗るのは初めて。やった!



朝アンカレッジの駅で予約していた名前の変更をすると、ラッキーな事に席は2階の一番前だった。

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窓から見える景色に改めて感動。
そして外にいる人がみんなこちらに手を振り、写真を撮っている。





そうだよな〜。
私もアラスカ鉄道が通ると、嬉しくて手を振ってるもんな。
中からはこう見えるのか。
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2階の席は、思ったよりも揺れた。
次に乗る船よりも断然揺れてるので、車酔いしやすい人は、ガムか飴の用意を。




それでも、2階の方が眺めがすごくいい!
潮がひいてるターナゲンアームも、山に見える氷河も緑の中のムースも、全て絵葉書のような風景だった。







狭いトンネルを抜けると、そこはウィティア。

ウィティアの町は幻想的。
山の間にある港町だからか、大抵の日は霧が出てぼーっとしている。
そこがいい。



ビニールカバーで出来た駅を出て矢印の方に進むと、直ぐにボートに乗れるようになっていた。


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あっという間に船は出航。
船が出るとすぐ、ランチが配られた。フィッシュフライを美味しく食べてると、走っていた船が急に止まった。
船長からのアナウンス。



「ラッキーです。前方にクジラが見えます。11時の方向にハンバック(ザトウクジラ)の尾が見えます。」







ランチを食べていた人達が一斉に立ち上がり、カメラを向ける。

遠く前方の水面にクジラの尾びれみたいな物が一瞬見え、海の中に沈んでいった。





「この船は、次にクジラが顔を出すまで、ここに停滞します。」
との放送。



次にクジラが上がってくるのに、20分かかる事もあるという。
そして、あの大きな身体でどれだけどこに動いてるか分からないので、探す場所も広範囲。

みんなカメラを構えて、色んな方向を見渡している。





これは油断出来ない!
おちおちランチも食べてられない。
なかなかの緊張感。

キャリーさん(義妹 仮名)も双眼鏡を構えて真剣。




そんな時間が15分くらい続いた。

その間、船長からのアナウンスが
「5時の方向を見て下さい。」
「2時の方を注意して。」
等と続々入り、その度にみんな船の中をカメラ持ってあっち行ったりこっち行ったり。



…みんな惑わされてる。
クジラの出現に、みんな翻弄されてる。(私も含む)






「ああ!遠くの3時の方向に尾びれが見えます!」
船長の声に、ザワつく船内。



クジラは遠くの方に上がった。

かなり移動していた。
遠過ぎた。
あんな所に!



ずっと待っていたのに見逃してしまった。

残念!
船内に残念な人、多数。





「もっとクジラの動向を観察したいけど、この船は遠くの氷河まで行かないといけないので先を急ぎます。」
船長からの放送が入り、船は動き出す。
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残念ながらクジラは見逃したけど、ラッコはたくさんいた。

海の中に寝っ転がって、クルクル回ってる。
貝をお腹の上で叩いていて、かなり可愛い。
キャリーさんも喜んでいる。

アザラシも多数、氷の上にドテッと転がっていた。






氷河に接近してきたので、甲板に出てみた。
いいお天気で気持ちいい!
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でも船の前の方に移動すると、すごい風に驚く。
寒い。


船が止まっている時は暖かいが、動いてる時は風がバンバン顔に当たり、寒い。

それでもいい場所で氷河の写真を撮りたいと、キャリーさんは頑張ってその場に耐えていた。



氷河に到着。
すごい迫力!
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すごーーい綺麗!
キャリーさん、写真写真!




氷河をバックに写真を撮るが、どうもキャリーさんの表情が暗い。


どうした、キャリー?
何か、やつれてる??





キャリーさんは疲れていた。
船の前に陣取り、全身で強風を受け、疲れ過ぎていた。





氷河は綺麗だけど、いい表情の写真が撮れない。







これは危険。
船の甲板で強風を浴びると危険。
思った以上に、やつれます。





5時間の航海の後、船はウィティアの町に戻った。
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町で一軒のアイスクリーム屋さんで、美味しいハックルベリーアイスクリームを食べた。
そこで働いてる可愛いお兄ちゃんが日本語で話しかけてきた。アラスカ大学で日本語を習ってるそう。
ウィティアには、夏の間だけ住んでバイトしてるらしい。

またアラスカ鉄道に乗ってアンカレッジまで。




アンカレッジのグレイシャー ブリューハウスで夕食。
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カラマリとツナとピザを注文。
安定の美味しさ。

自家製クリームソーダも飲んでみた。日本にある緑色のクリームソーダではなく、見た目ビール。
でも甘い。




夕食終わってさて帰ろうかとしていた時、レストランが突然真っ暗に。
盛り上がる店内。

何だ何だ?
サプライズか?誰かの誕生日か?




真っ暗な店内。
危ないので電気がつくまで待っていようと思ったけど、一向に明るくならない。

停電でした。
こんな事初めて。
クレジットカードの支払い終わってて良かった。



暗い中そろそろと外に出てみると、外も薄暗い。
夜11時。レストランに入った時はまだ明るかったのに、日も暮れてしまった。
白夜も終わり、アラスカの夏も終わりに近いのか。


まだまだアラスカツアーは続きます。
by shs_merumo | 2015-08-22 10:08 | アラスカぷち旅行情報


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