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アラスカ殺人事件
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アンカレッジからターナゲン入江を挟んだ向かい岸にある村、ホープ。
人口100人ちょっとしかないこののどかな村で、1996年にある殺人事件が発生した。

10年の時を経て検察側がようやく証拠を集め、ここ連日アンカレッジで行われている裁判で、次々と真実が明らかにされている。


加害者は当事23歳の美人ストリッパー、ミッシェルと、その婚約者の1人、ジョン。
そして被害者は、同じくミッシェルの婚約者であったケント。

加害者ミッシェルには現在分かっているだけで、3人の婚約者と4人の愛人がいた。
複数の男を手玉に取り、お金を貢がせた魔性の女。そして翻弄された男達の哀しき人生。
アラスカだけではなく全米の関心を誘う、センセーショナルな殺人事件。


驚く事に、当事この3人はアンカレッジで同じ屋根の下に暮らしていた。
その上、サンクスギビングには、違う州に住む第3の婚約者スコットも現れ、同じ家に泊まっている。
ミッシェルはケントに、ジョンの事を「病気でもうすぐ亡くなる友人」、スコットの事を「ゲイの友人」と説明していた。

ミッシェルはケントに100万ドルの保険金をかけ、自分の手は汚さずに、ジョンに殺すように仕向けたのだ。

ケントは殺される1週間前、ミッシェルのロッジを探しにホープに行く。
ホープにあるレストラン「ディスカバリー・カフェ」でケントと話したウェートレスは、証人として裁判にも呼ばれている。
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このディスカバリー・カフェは、地元の人が集まるフレンドリーなお店。
私達が訪れた時、ちょうどお店の人が、この事件の事を話していた。
「こんな何にもない村で、死体があがるなんて。しかも、こんな全米の話題を集める事件だなんて。村のみんなもびっくりよ。」

ケントは殺される4日前に、保険金の受取人をミッシェルから両親に変える手続きをした。
そして両親に、
「万が一俺がいなくなったら、それはこの2人に殺されてるという事だ。」
と手紙を送っている。

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この場所が、殺人現場。

ケントは殺されるかもという不安があったのにもかかわらず、こんな寂しい山奥にジョンと2人きりで向かった。
ケントが持っていた防御品はただ一つ。
胸のポケットに入れていた、保険金受取人変更のペーパーのみ。

それを見せたところで、ジョンの殺意は変わらなかった。
ジョンが欲しいのは金ではない。
美しい女の愛。ただそれだけ。

すべてが終わった後、2人で逃げる約束をしていたミッシェル。
彼女のために殺人まで犯したジョンは、幸せになれたのか?

10年後の今、ミッシェルは何事もなかったかのように、ワシントン州で医者の妻になっていた。
そして法廷でも、こんな氷の微笑を浮かべているのである。
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by shs_merumo | 2007-03-29 04:06 | アラスカでびっくり
スノーモービル天国
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アンカレッジから南に下る事、1時間。
ホープに行く道の途中で、すごい場所を発見した。

そこは、スノーモービル天国!
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さらさらのパウダースノーにカバーされた広大な土地。
人工的なものが何もない。遮る木もない。
なだらかな雪山が、ずっとずっと続いているだけ。

たくさんのスノーモービルが、自由気ままに走り回る場所。
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山の上にもどんどん登る。
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スノーボーダーを後ろに乗せて、坂を登る人。
上で降ろしてもらって滑るんだと、隣にいたスノーボードを持ったお兄さんが言っていた。
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山の上に、ヘリコプターが近づく。
頂上で降ろしてもらって、スキーヤーが山を下る。
思いっきり雪を楽しむ事の出来る世界だ。
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そうか、ここに来ればよかったんだ!

なぜか、子供用のスノーモービルを3台も持っている私達。
アラスカに引っ越す時、スノーモービル購入は約束だった。
しかし大人用のは費用不足で、未だに買えず。
子供のだけ、たまに家の前だけで走らせてる、宝の持ち腐れ状態。

これからはこの場所が、私達の遊び場所になるだろう。
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by shs_merumo | 2007-03-26 16:35 | アウトドアの楽しみ方
土曜日のドライブ
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天気がよかったので、アリエスカまでドライブに行った。


アリエスカは、アラスカ最大のスキー場。
なのに、夕方の6時に到着した時には、リフトがもう終わっていた。
5時半には、もう閉まるんだとか。

今日も昨日も、新しい雪が降ったのに。
最近は、夜の9時まで日が沈まずに明るいのに。
稼ぎ時なんじゃないか?
何だかもったいない気分。

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アリエスカで、「地球の歩き方」に載っていたベーカリーをやっと見付けた。
ずっと探していた。何でも、アンカレッジから買いに来るほど、パンが美味しいらしい。

スキー場の中のロッジにある、小さなお店だった。
シナモンロールがめちゃめちゃ美味しい!
店員のお兄さんも可愛くてナイス。
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帰り道。
海を流れる流氷と、山の白さが眩しかった。
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by shs_merumo | 2007-03-25 16:51 | アウトドアの楽しみ方
空から見たアラスカ
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昨日の事。
お昼過ぎに友人のイサオさんからリーガンに、フライトのお誘いの電話がかかってきた。

イサオさんは、元自衛隊のF15戦闘機パイロット。
アラスカに魅せられて、自衛隊を辞職。小型飛行機ハスキーを購入し、アラスカで夢をおいかけ、頑張っている冒険家パイロットだ。
私達にとっては家族のような、大切な人。


そのイサオさんが、初めて自分の飛行機に乗せてくれると言う。
リーガンは大喜びで、3時ごろ出かけて行った。
そして4時間後、ニコニコしながら帰ってきたリーガン。

「すごい経験をしてしまった。」
リーガンが撮った、150枚もの写真を見る。
・・・本当だ、すごい写真だ。
興奮冷めやらず、熱く語るリーガンを見て、私も飛びたい気持ちが強くなる。

「リーガンばっかり、ずるい。私も飛びたい!」
イサオさんに必死にお願いすると、翌日に飛行機に乗せてもらえる事となった。


小型飛行機に乗るのは久しぶり。
リーガンのタイガーモスに乗ったのが最後だから、1年以上も前の事になる。


しかも、このアラスカで。
・・・落ちたら、死ぬだろうな。


「大丈夫、大丈夫。戦闘機パイロットだよ?イサオの操縦は、信頼出来るから。」
もしもの事を考えて準備する私を見て、リーガンは笑って言った。

それなのに出発する時になって、リーガンは子供達にこうも言った。
「ママにハグをしなさい。今日は大切なハグ。もしかしたら・・・・。」
言葉を濁すリーガン。


も、もしかしたら、何なのよ!?

最後のハグとでも言いたいのか?

まぁそれは冗談だろうけど、ちょっとドキドキしながら空港に向かった。


イサオさんのハスキーは、アンカレッジの北にある空港、メリルフィールド空港に停めてある。
リーガンの飛行機よりもずっと大きく、しっかりとした飛行機だった。
それでも操縦席は、小ぢんまりとしていた。
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緊張している私とは反対に、イサオさんは鼻歌うたいながら、気軽に準備。

そして2人でハスキーに乗り込むと、いよいよ出発の時。
管制塔からの指示が出ると滑走路を走り、そのまま飛行機はテイクオフした。


「うわー、飛んでる飛んでる!」
あまりにもスムーズに離陸したので、遠ざかる地上の景色を見なければ、飛んでる事も気付かないほどだった。
飛行機酔いも心配していたのに、ハスキーは全然揺れず、快適なフライト。
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あっという間にアンカレッジを離れ、人間は誰も住んでいない、大自然へと飛んでいく。


なんとも素晴しい景色だ。
色が美しい。
私達は、こんなに綺麗な世界に住んでいたのね。

感動で黙り込んでしまった私を、気分が悪くなったのかと心配して、イサオさんが振り向く。
彼は毎日、上からこんな景色を見ていたのか。
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途中で、写真を次々と撮る事も、止めてしまった。
こんな景色、私のカメラでは写りきらない。すごすぎる。
この自然にかなう物はないね。
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一番感動したのは、氷河。
今まで、こんな景色は見た事がない。
なんなんだ、これは?
すごい物を見てしまったよ。

重いけど、動画も少し。


私は普通の人よりは、小型飛行機に乗る事も慣れていると思っていた。
しかし、イサオさんの操縦はすごかったよ。
山の間も氷河のすぐ側も、低飛行で斜めに飛んでいく。

「陸が近すぎる!」
「こんな角度はないだろ!」
「参った、私が悪かった!!」

何度叫んだ事か。
スターウォーズの戦闘シーンを彷彿させる、飛行でした。
さすが、戦闘機パイロット。

そんな彼を応援したい人や、もっとアラスカの美しい写真が見たい人は、湯口公さんのホームページへ飛んでみてください。
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by shs_merumo | 2007-03-05 15:00 | アラスカでびっくり