カテゴリ:チキン物語( 24 )
屋根の上でキャンプ
a0088116_15273071.jpg


ホーマーの話は続きがあるけど、それはちょっと置いといて…。


ホーマーから帰ってすぐ、鶏が熊に襲われた。鶏が小屋で寝ている夜に入ってきて、6羽くらい食べたらしい。

近くの地域で、グリズリーが4頭目撃されたと聞いた。(そのうちの2頭はその後、安全のためにフィッシュ&ゲームによって射殺されたらしい。)
フェンスや扉の豪快な壊されようから、きっとそのグリズリーがやったに違いないとリーガンは睨んでいた。



もう、エレクトリックフェンスしかないかな、と考えていた翌週、またもや熊の襲撃。
可哀想に、鶏は全部で12羽殺られた。





怒ったリーガン!
すぐさまエレクトリックフェンスを買ってきた。
そして、鶏小屋の屋根の上にテントを張ると、

「フェンスが完成するまでは、今夜からここで寝る。鶏を守る。」
と宣言。




ええええーー!
大丈夫なの?鶏の代わりは買えても、夫の代わりはいないんだよ!!
もう。14年もリーガンといるけど、驚かされる事ばかりだわ。





それから1週間。
リーガンは毎晩、熊スプレーとライフルと携帯を持って、あのテントで寝ている。


夜は屋根の上のテントで寝て、鶏のストレスコールが聞こえると、ライフル持ってパトロール。
そして朝に家に帰ってきて、シャワーを浴びスーツに着替え、仕事場に行く。



自宅の庭が危険地帯って…。
そんな家、なかなかないよ?
(そして熊と戦ってる夫って、なかなかいないよ。)



1週間の別居生活。
夜は寝室の窓から見える黄色いテントを眺め、どうか夫がクマに食われませんようにと祈っている。





2日前の朝、リーガンはとうとう熊を見た。




それは朝の5時前。
バリバリというすごい音がしたので、ライフルを抱えてドキドキしながらテントのジッパーを開けると、木のフェンスを壊そうとしているグリズリーベアと目が合った。




それはそれは大きなブラウンベアで、流石のリーガンも怯んでしまったらしい。


ラッキーな事にクマはリーガンを見て逃げて行った。

怖いーーーーーー!










そして今夜、ようやくエレクトリックフェンスを取り付け終了する予定。

やっと夫が帰ってくる!
それから、これでブログにも書ける。(母おしんさん、もう終わった事なので心配はご無用。)
[PR]
by shs_merumo | 2012-06-20 15:30 | チキン物語
ひよこのベッドルーム
a0088116_70399.jpg


現在うちには、玉子をじゃんじゃん産んでる鶏の他にも、15羽のヒヨコちゃんと孵卵器に入れてる卵もあるわけで、相変わらずの鶏屋敷。
リーガンよ、いったいどこまで増やすつもり?





鶏飼いも3年目に入り、色々工夫しているようだ。

ガレージにあるヒヨコの家に、ベッドルームが出来ていた。


a0088116_70585.jpg

ダンボールで出来たこのお家。
寝る部屋と食べる部屋が別れている。


お腹が空けば、ベッドルームの窓から餌を食べに来るヒヨコ達。





こうしておけば、寝る場所にフンをする事も少なく、ベッドルームの暖房電球もよく効いて暖かい。





売る玉子に、タグを作った。

a0088116_70742.jpg


ブンたさんがデザインしてくれたロゴを卵形パンチで抜き取り、ノリ付けて作った自家製タグ。




今、カード作りやタグ作りにハマっている。


リーガンが鶏をどんどん増やす間に、私は私でマイケルズ(クラフトショップ)に毎日通い、スタンプや紙やパンチをせっせと増やす。


a0088116_70964.jpg



a0088116_71008.jpg


こんなタグやカードを作る事が、今すごく楽しい!



紙をカッターで切ったりパンチで抜き取る事が、こんなに快感だなんて。


次はどんなカードを作ろうかと、毎日とっても忙しい。
[PR]
by shs_merumo | 2012-04-04 07:12 | チキン物語
にっくき敵リンクス
a0088116_1101275.jpg


今年に入ってすぐ、鶏のロックスター(写真、向かって左の雄。またの名をBig Chief)がリンクスにやられた。
ロックスターは鶏軍団を仕切っていたリーダーだったのに。あいつがいたから、鶏の社会の平和が守られてきたというのに。


冬は外に雪があるのを嫌って、鶏は小屋の中だけで暮らしている。
雪の上にリンクスの足跡を何度も見付け警戒してたが、リンクスは隙間から鶏小屋に侵入して、ロックスターをかっさらっていった。
リーガンに言わせると、女どもを守るためにロックスターは敵に立ち向かっていったに違いない、とか。




このリンクス、(日本名カナダオオヤマネコ)数が少ないうえに夜行性で、その姿を見る事は滅多にない。
ホント、アラスカにいても動物園でしか見た事がない人の方が多いのに、うちの裏庭には頻繁に出る。
実は昨年の夏から、うちの鶏は40羽近く、このリンクスにやられているのだ。
リーガンにとっては、まさに憎き敵。



ある朝ベッドルームから外を眺めていたリーガンは、リンクスが鶏小屋の屋根の上にいるのを発見した。
その映像がこちら。




す、すごー。
猫ではない、熊でもない。
顎の毛と、立ってる耳が特徴。


ビデオを撮った後、リーガンが下に降りて行ってみると、リンクスはすぐに逃げて戻ってこなかったらしい。







さて、どうしようか。
やられてるばかりではダメなので、リンクスを退治して鶏を守らなければ。




罠のシーズンにライセンスを取って、罠にかければいいのか。
毛皮屋で、リンクスは$300で売れるらしい。

それとも、罠師に頼んで獲ってもらえばいいのか?







しかし、調べているうちに問題が。リーガンの親友がそれを聞いて、電話してきたのだ。
玉子をたくさん買ってくれてる、しかも頼んでないのにどんどんと玉子の客を紹介してくれるボランティア営業の彼。奥さんは、環境問題の弁護士であった。


リンクスを獲ると聞いて、その奥さんがご立腹なそうだ。
「もしリンクスを殺したら私達は玉子を買わないし、私の友達もみんな、玉子購買をボイコットする。」
らしい...。






これは、困った。
親友を失いたくないし、客も失いたくない。

これは野生の動物に敬意を払いつつ、なんとか鶏の保護をするしかないな。
リーガンは罠を諦め、フェンスの強化に考えの方向を変えた。




はー。またお金のかかる事。
玉子経営に儲かる道はない。売れば売る程、赤字ばかり。
リーガンの趣味だから、まぁいいんだけど。



リンクスとの戦いはまだまだ続く。
[PR]
by shs_merumo | 2012-01-12 11:43 | チキン物語
カラフル卵
a0088116_532361.jpg


リーガンの趣味は鶏を飼う事。
それがエスカレートしちゃって、現在の鶏の数はなんと71羽!!

夏に日本から帰ってきたら、何時の間にか増えていた。






知らずに鶏小屋にエサをやりに行き、相当驚いた。
ものすごい数の鶏が、わらわら出てきた。


なんだこれはー!
ヒッチコックの鳥か!?






それ以降、怖いので鶏の世話はしていない。リーガンが仕事に行く前と帰ってからと休日に、せっせと世話をしている。





そんなリーガンの努力によって、最近の卵はこんなにもカラフル。

a0088116_532636.jpg





色を塗ったわけではありません。違う色の卵を産む鶏の品種を、飼い集めているだけ。



特に、チョコレートカバーエッグと言われる、濃茶色の卵は苦労の賜物。





maranという種類の鶏だけど、この雌はアラスカでは今のところ売ってない。リーガンは1個5ドルもする有精卵を20個買って、孵化させた。


その中で、孵ったヒヨコは14羽。
そこから熊やリンクスの襲撃にもめげずに生き残った鶏は、3羽だけ。そのうち雌は2羽。



この前、もう一羽のmaranが卵を産んだ。
リーガンが最も欲しかった、チョコレートカバーに斑点。


a0088116_532999.jpg



毎日、美しい卵だと自慢しているリーガン。



ちなみに、どの色の玉子も味は一緒。
とても新鮮。ハッピーチキン達が産む玉子は、どこよりも美味しいと大評判!

リーガンは職場で卵を売ってるけど、宣伝してないのに予約が多すぎて入手困難中。
[PR]
by shs_merumo | 2011-11-20 18:14 | チキン物語
産まれました
a0088116_431243.jpg



リーガンが、こっそりと孵卵器に入れていた卵が孵った。


ぴよぴよ可愛いヒヨコ達。
その数、17羽!!



a0088116_431435.jpg


リーガンよ、いったいどれだけ鶏を増やしたら気が済むんだ?







週末は、鶏の餌をもらいにパーマーの農場へ。

今年の夏は、この農場からオーガニック野菜を注文していた。
若くて可愛い女の子達が作るこの野菜、新鮮でとても美味しかった。



もう寒くなって畑も終わりという事で、残った野菜の端を鶏にくれると言ってくれた。

ラッキー!
お礼の玉子を持って、家族でパーマーまで収穫へ。



a0088116_431890.jpg



美味しい野菜を食べてるうちの鶏は、とびきりの玉子を毎日生産中。






おまけ。
うちから見えるフラットトップ。ここまで雪が来ている。

冬は近い。
a0088116_44216.jpg

[PR]
by shs_merumo | 2011-10-04 11:42 | チキン物語
うちのかわい子ちゃん
a0088116_7302843.jpg

先週生まれたグレーのひよこちゃん。
もし、ひよこのモデルを募集してたら必ずなれると断言できるほど、うちのヒヨコはめちゃめちゃ可愛い。



ムサシもアラシも、ひよこを見る度、
「お〜〜〜。」
と、顔が緩みっぱなし。
うちの癒しのペット。




a0088116_180553.jpg




しかし、この可愛い姿は今だけの、短かい期間。
あと2週間もすれば、中途半端な可愛くない時期に入る。今のうちに充分可愛がっておかなければ。






どんな動作も可愛く思えるが、この前発見したこの姿。

a0088116_1805761.jpg



なんだ、この寝相の悪さは。
かなり笑えた。
[PR]
by shs_merumo | 2011-04-14 09:34 | チキン物語
ヒヨコちゃん誕生!
a0088116_740325.jpg

孵卵器に入れていた、うちの鶏の卵が孵った。


リーガン自作のインキュベーターは大失敗。リーガンは速攻で新しいマシーンを購入。
それは、発泡スチロールで出来たインキュベーターだった。

そこに卵を16個入れ、眺めること3週間。新しいインキュベーターは、卵も自動でひっくり返してくれる優れもの。




ヒヨコちゃん、生まれる瞬間の動画。









16個の卵の中で、生まれたヒヨコは9羽だった。

緑の卵も茶色い卵も、色んな種類の卵から孵ったのに、出てきてみればみんな黒いヒヨコちゃん。
色んな種類の雌がいるのに。



a0088116_7462886.jpg



な、なぜだ?







こ、コイツの仕業かーー!

a0088116_7492229.jpg


うちにいる雄の鶏は3羽。
黒いロックスターと白いボス(前はこの鶏がボスだった。ある日、ロックスターとの戦いに敗れ下っ端に。)と茶色のミニ。


鶏の世界は上下関係が厳しいみたい。
政権争いに勝ったのは、この黒いロックスターだった。







ボスとミニの下っ端オス達は、鶏小屋の狭い一画に肩身狭く暮らしている。
そして他の雌に近付こうものなら、ロックスターがやってきて怒り狂うのだった。








ヒヨコのお父さん、みんな同じなんだ・・・。


卵が孵って発覚した驚愕の事実。




かわいそうなボスとミニ。(下の身分の雄達)




ヒヨコが生まれて2週間以上経った今は、中途半端な可愛くない状態のヒヨコ。

a0088116_865399.jpg



そして、今週末もまた卵が孵る予定。
(今度のは、他の家からもらってきた有精卵。)
[PR]
by shs_merumo | 2011-03-31 08:07 | チキン物語
何羽のヒヨコが....。
a0088116_525514.jpg


日曜大工でリーガンがこつこつ作っていたインキュベーターが完成した。
ずっと鶏を増やしたいと言っていたのだ。



うちの玉子は美味しいとクチコミで広がって、注文が殺到。
1日10個の玉子を生産しているというのに、もう自分の家の玉子さえ確保出来ないくらいに足りなくなってきている。





そりゃあ、そうだ。
TVで見た養鶏場の鶏なんて、本当に狭い所に閉じ込められてるけど、うちのは違う。
広い場所で自由に遊んでいる幸せな鶏達。
ハッピーチキンが産む玉子は美味しいに決まっている!







そういうわけで、自分で研究して孵卵器を作ったらしい。
それはいいが、リーガン。
いったい何個の卵を入れてるんだ!?

a0088116_5332583.jpg


「ママー!これ全部孵ったら、うちは60羽のチキンになっちゃうよ!!」


ムサシがびっくりして叫ぶ。

「うちの家、そのうち鶏に乗っ取られるね。どこ見ても鶏になっちゃうよ。」
子供達は大笑い。

ああ、おそろしや、おそろしや。






実はこれだけではなく、こんな所でも卵の孵化作業が。
インキュベーターその2

a0088116_5391573.jpg


年末にリンクス(オオヤマネコ)に襲われ、歩けなくなってしまったレッドちゃん。
怪我をした者は他の鶏からも虐められてしまうので、うちに保護している。


レッドちゃんに卵を抱かせてみたら、喜んで温めている(リーガン説)。





リーガンが作った方のインキュベーターは、湿度をキープするのが難しいようだ。
きっとヒヨコは孵らないだろうとリーガンは残念がってるが、秘かにほっとする私。



とにかく結果は3週間後に。
3週間後、いったい何羽のヒヨコが孵るのか?
それとも1羽も孵らないのか。


ドキドキはらはらしながら、しばし待つのみ。
[PR]
by shs_merumo | 2011-01-20 05:51 | チキン物語
鶏近況
a0088116_17143730.jpg

私が日本へ帰っていた間も、鶏は元気元気。
リーガンが作った鶏の家で、アラスカの寒さに負けずすくすく成長していた。


途中「内輪」では何かあったようで、ボスが変わっていた。
あの1番威張っていた白い雄がおとなしくなり、代わりに黒い鶏が幅を利かせている。
寝る場所さえ代わっているし、前は色んな女(鶏)をはべらしていたのに今は同じガールフレンドとずっと一緒にいる。

鶏の世界にも色々あるようだ。





いない間に1番変わったのは、10月にインキュベーターで生まれたヒロ。
こんなに可愛かったひよこちゃん。

a0088116_17203677.jpg












それが今では、こんなんに。
ちょっと怖い?

a0088116_17212769.jpg



このヒロちゃん、生まれてから他の鳥を見る事も、外の世界を見る事もなく、家の中でぬくぬくと育ってしまった。
リーガンは、まるで犬か猫のように家の中でペットとして飼っていて、話しかけるのはもちろん抱っこしたり、すっかり座敷鶏。


きっとヒロは、自分が鳥だとは知らないだろう。
もう今更、野生に戻れないダメダメ鶏になってしまった。


今も家の中の鳥かごに住んでいるヒロちゃん。
確かに可愛いんだけどね。


a0088116_17274767.jpg


うちの自慢の玉子。
ハッピーチキンが生む玉子は、とっても美味しいと評判。

毎日10個前後の玉子を生産中。

a0088116_17294286.jpg



カラフルなのが、自慢。
緑の玉子を生む鶏と青い玉子を産む鶏がいる。
似てるけど、並べてみると微妙に違う色。


白い玉子を産む鶏も初めて。
もっと違う色を生む種類を飼おうと言うリーガン。


これ以上増えると養鶏所になってしまうと、ちょっと心配な今日この頃。
[PR]
by shs_merumo | 2011-01-09 17:42 | チキン物語
ニワトリのお引っ越し
a0088116_7575319.jpg



鶏の冬の家として廃屋を改造していたのが、ついに完成した。

この廃屋は裏山にあり、すっかり荒れ果てて木に埋まっていたのだ。
鶏は雪が降ると小屋の外から出ないので、20羽もいると鶏小屋では狭過ぎる。この廃屋を冬の鶏の家にしようと、リーガンが、毎日毎日、作業していた。




仕事が終わって家に帰ると、速攻廃屋に行き、周りの木を切りフェンスを作っていたリーガン。
外は寒くて可哀そうと私は思うのだが、リーガンはこの作業がすごく楽しいんだとか。もうご飯も要らない、この仕事をずっとしていたいと言うほど熱中していた。


a0088116_6332929.jpg



ある土曜日、いつものように廃屋の周りで要らない木を燃やしていたリーガン。
すると、3人の消防士がやって来た。




消防士、その場で消火活動開始。




ここで枝を燃やしてもいいけど、木はダメだそうだ。

そうか、知らなかった...。
でも、誰かが通報したんだな。




そしてその翌日は、廃屋にティーネイジャー3人が出現!
「ここにホームレスが住み着いているという噂を聞いて、探検に来た。」







ホームレス?


その後、隣の奥さんもやって来た。
どうも最近、この廃屋にホームレスが住み着いていると近所で噂されていたらしい。


今まで木で見えなかったので近所の人も、ここに廃屋がある事を気付いていなかった。
それが見えるようになって、汚い恰好をした男(リーガン)がうろうろしてる。たき火まで炊いてるからこれは間違いない、という話。







リーガン、ホームレスに間違えられてるし。




鶏の家の中を見せ、疑惑は解明された。
よかった、よかった。
a0088116_633611.jpg


翌日に鶏を新しい家に移す。
坂の上のチームは小屋で寝ていたので、入口をロックし、1羽ずつ抱っこして運んだ。


下のチームの寝床は木の上。
朝になってから追いつめて、ディップネットに使っている網で捕獲。かなり苦労した。


どちらのチームの鶏も、抵抗して騒ぎまくった。
雄のボスが、雌達を守ろうとして前に立ちはだかり、背中の毛を立てて威嚇している姿にちょっと感動。
ガールズを守るために、戦ってるのね。



移ってしまえば、快適家暮らし。

a0088116_6331857.jpg


リーガンが手作りした巣箱もすぐ満室。
1日に7個づつ玉子を産んでいる。
[PR]
by shs_merumo | 2010-10-23 08:07 | チキン物語