空から見たアラスカ
a0088116_11305875.jpg

昨日の事。
お昼過ぎに友人のイサオさんからリーガンに、フライトのお誘いの電話がかかってきた。

イサオさんは、元自衛隊のF15戦闘機パイロット。
アラスカに魅せられて、自衛隊を辞職。小型飛行機ハスキーを購入し、アラスカで夢をおいかけ、頑張っている冒険家パイロットだ。
私達にとっては家族のような、大切な人。


そのイサオさんが、初めて自分の飛行機に乗せてくれると言う。
リーガンは大喜びで、3時ごろ出かけて行った。
そして4時間後、ニコニコしながら帰ってきたリーガン。

「すごい経験をしてしまった。」
リーガンが撮った、150枚もの写真を見る。
・・・本当だ、すごい写真だ。
興奮冷めやらず、熱く語るリーガンを見て、私も飛びたい気持ちが強くなる。

「リーガンばっかり、ずるい。私も飛びたい!」
イサオさんに必死にお願いすると、翌日に飛行機に乗せてもらえる事となった。


小型飛行機に乗るのは久しぶり。
リーガンのタイガーモスに乗ったのが最後だから、1年以上も前の事になる。


しかも、このアラスカで。
・・・落ちたら、死ぬだろうな。


「大丈夫、大丈夫。戦闘機パイロットだよ?イサオの操縦は、信頼出来るから。」
もしもの事を考えて準備する私を見て、リーガンは笑って言った。

それなのに出発する時になって、リーガンは子供達にこうも言った。
「ママにハグをしなさい。今日は大切なハグ。もしかしたら・・・・。」
言葉を濁すリーガン。


も、もしかしたら、何なのよ!?

最後のハグとでも言いたいのか?

まぁそれは冗談だろうけど、ちょっとドキドキしながら空港に向かった。


イサオさんのハスキーは、アンカレッジの北にある空港、メリルフィールド空港に停めてある。
リーガンの飛行機よりもずっと大きく、しっかりとした飛行機だった。
それでも操縦席は、小ぢんまりとしていた。
a0088116_1317220.jpg

緊張している私とは反対に、イサオさんは鼻歌うたいながら、気軽に準備。

そして2人でハスキーに乗り込むと、いよいよ出発の時。
管制塔からの指示が出ると滑走路を走り、そのまま飛行機はテイクオフした。


「うわー、飛んでる飛んでる!」
あまりにもスムーズに離陸したので、遠ざかる地上の景色を見なければ、飛んでる事も気付かないほどだった。
飛行機酔いも心配していたのに、ハスキーは全然揺れず、快適なフライト。
a0088116_13264671.jpg

あっという間にアンカレッジを離れ、人間は誰も住んでいない、大自然へと飛んでいく。


なんとも素晴しい景色だ。
色が美しい。
私達は、こんなに綺麗な世界に住んでいたのね。

感動で黙り込んでしまった私を、気分が悪くなったのかと心配して、イサオさんが振り向く。
彼は毎日、上からこんな景色を見ていたのか。
a0088116_13275254.jpg

a0088116_14242266.jpg

a0088116_14445758.jpg

a0088116_14245137.jpg

途中で、写真を次々と撮る事も、止めてしまった。
こんな景色、私のカメラでは写りきらない。すごすぎる。
この自然にかなう物はないね。
a0088116_13374533.jpg

a0088116_13381081.jpg

一番感動したのは、氷河。
今まで、こんな景色は見た事がない。
なんなんだ、これは?
すごい物を見てしまったよ。

重いけど、動画も少し。


私は普通の人よりは、小型飛行機に乗る事も慣れていると思っていた。
しかし、イサオさんの操縦はすごかったよ。
山の間も氷河のすぐ側も、低飛行で斜めに飛んでいく。

「陸が近すぎる!」
「こんな角度はないだろ!」
「参った、私が悪かった!!」

何度叫んだ事か。
スターウォーズの戦闘シーンを彷彿させる、飛行でした。
さすが、戦闘機パイロット。

そんな彼を応援したい人や、もっとアラスカの美しい写真が見たい人は、湯口公さんのホームページへ飛んでみてください。
[PR]
by shs_merumo | 2007-03-05 15:00 | アラスカでびっくり


<< 土曜日のドライブ 犬ぞりレース >>