コディアック旅行 
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今年のクリスマスは、義弟ドーソン家族が住むアラスカのコディアックという島で過ごす事になった。


アンカレッジからコディアックへ行くには、往復200ドル払って飛行機に45分間乗るか、もしくは車で約6時間南下してホーマーまで行き、そこからフェリーに乗るかの方法がある。

ドーソンがフェリーのチケットをプレゼントしてくれたので、初めてのコディアックは海を渡っての来島となった。





ところで私は船に弱い。
それなのにホーマーからコディアックへの冬のフェリー時間は、な、なんと13時間というではないか。


13時間って!!







長すぎる。
私は島出身だけど、実家のある隠岐の島に行くフェリーは2時間半。5時間以上船に乗った事はない。
13時間って、どんだけ長いんだ?
日本行きの飛行機時間ぐらい、揺れる船の中に乗っていなければいけないじゃないか。
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「大丈夫、大丈夫。寝てたらすぐ着く。船の上にテント張る事だって出来るし。」

ドーソンは簡単にそう言う。昨年の正月、1歳児と3歳児を連れてフェリーに乗ってアンカレッジまで来たのだ。
しかしあの超人家族の言う事は、あまり当てにはならない。あの人達に簡単な事も、普通一般人には難しい事が多い。



不安な気分を残したまま、大荷物と日本で買ったトラベルミンを持ってアンカレッジを出発したのだった。


ホーマーまでの道のりは快適。天気もよく、青空の下5時間のドライブでフェリー乗り場に到着。
夜の9時半に船に乗った。

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フェリーの中には個室と自由席があり、食堂もあってクリスマスツリーも飾ってあった。
ちなみに船の中には、テントを張る場所はなかった。ドーソンよ、この寒空の中、甲板にテントを張れという事だったのか?



テーブル席に陣を取り、日本土産の3Dパズルを組み立てるムサシ。

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結論から言うと、船は揺れに揺れた。
もう、ひっくり返るんじゃないかと思うくらいの大揺れ。

薬を飲んで寝袋に包まっていたから、まぁ大丈夫だったが、船から降りても数日は揺れていた。


翌日の正午近くにコディアックに到着。
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港まで、ドーソン一家みんな揃ってお出迎え。
ドーソンの新居は、ダウンタウンからすぐ近くの、とても眺めのよい快適なお家だった。





ゆっくり休む間もなくすぐに、ビーチに「ちょっと散歩」に行こうと誘われる。

その海岸は、駐車場から山や薮を下り、かなり歩いた所にあった。
そこまで2歳児ストークリーも4歳児レボルーも、手をつないで一緒に歩いているのだから、すごいと感心した。






しかし、本当にすごいのはここからだったのだ。

目的のビーチとは、波が来ない瞬間に走って渡らなければ辿り着けない場所だった。




つまりこういう事。

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リーガンがおいでと手を招いているが、なかなか渡れない。
だって行く先は、こんな所。


波が岸まで来ていて、歩けるところがない!

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波がひいて砂浜が見えたこの瞬間。
この一瞬を狙って、向こうまで走れと言うのだ。



ここは、冬のアラスカ
コディアックは温かい方だとは言うけど、それでもマイナス温度だ。
海水に濡れたら、凍るくらいの冷たさ。

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ちょっとでも出遅れたら、水に濡れて凍ってしまう。
こんな所を走って行かなければいけない。





分からない。

なぜここで、こんなムリをしなくちゃいけないのだ!?


これは修行か何かか?







波はひいても、後からどんどんやって来て、思い切って走るチャンスが掴めない。


ぐずぐずしている私を尻目に、4歳のレボルーも、2歳のストークリーも、そして妊娠9ヶ月のジェネビーまでも、波間を走って行ってしまう。








やはりタダモノではないよ、この超人家族は。



波の合間を走る場所は3カ所もあり、それを超えてようやくみんな向こう岸まで辿り着いた。
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アラシは波抜けに失敗。スノーブーツもびしょぬれで、リーガンに肩車してもらっていた。






ドーソン達の言う、ちょっとした散歩...。


充分なアドベンチャーだったよ!



コディアック滞在中、まだまだ何かありそうな予感。
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by shs_merumo | 2010-12-29 17:50 | アラスカでびっくり


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